食とワイン Chicken:チキン  Food and Wine

総合的な相性： チキン料理はどのように調理されるかによってかなりスタイルが変わりますが、シンプルなシャルドネ‐繊細な味わいを邪魔しないもの‐を合わせれば、まず間違いはありません。

ロースト・チキン、バーベキュー・チキン、チキン・フリカッセ

オーク香の無い、またはオーク香の軽い、香り高い白ワインが、日常的なチキン料理に最適で、シンプルなシャルドネが最も無難です。シャルドネを好まないのであれば、ボルドーの白をお試しください。付け合わせを添えたロースト・チキンには、熟したボルドーの赤ワインでも良いでしょう。

チキン・キーヴ、チキン・パイ

チキン・キーヴは、とても脂っぽい料理ですので、ある程度酸味の強いワインが良いでしょう。そこで、比較的寒い地方のワインを選んでください。シャブリなどは、そのガーリックに対抗するのにも適していますし、リオハの白ワインも良いでしょう。チキン・パイは、クリーミーなソースが入っていますので、酸味のあるワインが必要ですが、オーストラリアやカリフォルニアなど温かい地方のより豊潤なシャルドネを合わせると良いでしょう。

チキン・シャスール（ロースト・チキン）、チキン・キャセロール/シチュー、コックオヴァン（鶏肉の赤ワイン煮）

ソースにトマトが強いようであれば、酸味の強いワインが必要です。イタリアの赤ワインが最もトマトに相性が良いでしょう。
チキン・シャスールの中に入っているマッシュルームの強い香りに合わせるのであれば、ライトボディのメルローがお勧めです。
シチューや煮込み料理には、南フランスの赤ワインか白ワインが概ね合います。コックオヴァンに関しての原則は、手の届く最も良いワインで調理し、それを料理とともに飲むということです。ブルゴーニュの赤ワインが伝統的に良いとされています。また、ボージョレ、ニュージーランドやオーストラリアなどニューワールドのピノ・ノワールも良いでしょう。