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食とワイン Seafood:魚・シーフード Food and Wine
総合的な相性: 魚料理は、通常味が淡泊なので、調理法によりワインを決めるのが一つの方法です。全般的には次の2つのワインがお勧めです。‐シンプルな魚料理にはイタリアの白ワイン、よりこってりとした料理にはブルゴーニュの白ワイン。
フィッシュ・ケーキ、(魚の肉団子)、海の幸のフリット、シラス
フライド・フィッシュの脂っこさを断ち切るためには、さっぱりとした白ワインが求められます。さらに、魚自体の味は繊細ですので、オーク香の強いワインや、強い香りのブドウ品種のワインは避けてください。フィッシュ・ケーキは、引き締まったシャブリに合います。海の幸のフリットや、シラスには辛口のイタリアの白ワイン、またはミュスカデのような引き締まった辛口の白ワインを選べば間違いないでしょう。
タラ、アカガレイ、シタビラメ、エイ、ヒラメ
衣を付けて揚げたタラやアカガレイなど、シンプルな白身魚料理は、イタリアの白ワインと合います。または、グリルしただけのものであれば、より軽いスタイルのシャルドネが良く合うでしょう。身のしっかりとしたシタビラメは、ブルゴーニュの白ワインか、カリフォルニアのシャルドネ、または、ソフトなボルドーの白ワインが合うでしょう。ほとんどのソーヴィニヨン・ブランベースのワインは、身のつまったエイに合いますし、アルザスのリースリングもそうでしょう。ヒラメには、ブルゴーニュの白ワインのような上質な辛口ワインか、コンドリューのようなローヌの白ワインが良いでしょう。
マトウダイ、サバ、アンコウ、ヒメジ、イワシ、サーモン、メカジキ、マグロ
サバやイワシのように脂っこい魚は、フレッシュな白ワインが最適です。ミュスカデ、イタリアの白ワイン、または手頃なボルドーの白ワインを試してみてください。屋外でさっぱりとしたロゼとともに食べるサーディンは、夏には最高に楽しいでしょう。
サーモンとマグロは味の強い魚ですので、オーストラリアのシャルドネのような、よりしっかりとした白ワインやニュージーランドのピノ・ノワールのような赤ワインでも大丈夫でしょう。もし、サーモンのソースがバターやクリームのソースであれば、バター香のあるブルゴーニュの白ワインの方が合います。ヒメジも、ニュージーランドのピノ・ノワールに合いますが、さっぱりとしたロゼやフレッシュなシャルドネの方が無難でしょう。メカジキやアンコウには、カリフォルニアのシャルドネや、辛口のオーストラリアのセミヨンなどのよりしっかりとした白ワインが合うでしょう。
ブイヤベース、フィッシュ・パイ、ケジャリー、タラの燻製
ブイヤベースには、ミディアムからフルボディのロゼか、南フランスの白ワインが美味しいです。フィッシュ・パイは、クリーミーなソースの味わいが強いので、軽いオーク香のあるシャルドネと合わせると良いでしょう。ケジャリーには、味の強さとクリーミーさに耐えうるワイン、マコンか南アフリカのシャルドネが良いでしょう。タラの燻製のスモーキーな味わいには、グラーヴの白ワインや良質なカリフォルニアのシャルドネ、またはニュージーランドのシャルドネなどのオーク熟成の白ワインを合わせると良いでしょう。
キャヴィア、セヴィチェ、サーモンのマリネ、すし、スモーク・サーモン
贅沢にキャヴィアを食べるなら、とことんこだわってシャンパーニュを合わせましょう。さらに良いのはヴィンテージ・シャンパーニュです。フレッシュな味わいのセヴィチェには、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランのようなフレッシュな味わいのワインを合わせましょう。もし、もう少し香りの少ないものがよいということであれば、ミュスカデでも良いでしょう。
サーモンのマリネには、スモーク・サーモン同様、ブランドゥブランのシャンパーニュか辛口のアルザスが美味しいです。
それから、スモーク・サーモンとスクランブルド・エッグの朝食に合わせるのであれば、シャンパーニュか辛口のオーストラリアのセミヨンをお勧めします。すしは、辛口過ぎないドイツのリースリング・カビネットを合わせると格別です。